YAHOO!

ヤホーと読んだ方。だいぶ笑いに侵されていますね。
友人が読んでいたので、読んでみました。ナイツの塙さんが書いた本。
『言い訳』~関東芸人はなぜM-1で勝てないのか
今回の新ジャンル感想文です。

この本は、劇団ひとりさんが書いた「陰日向に咲く」のような物語ではなく、コラムのような文体。何故、ナイツはM-1で優勝できなかったのか?等、M-1を題材に、塙さんなりの考えを質問形式で回答していく読み物。
東京に来て20年余り、もはや僕が関西人であった事を気付かない人がいる位、東京に馴染んでいます。(自称)
ただ、”根”は関西人で、お笑い大好き。漫才大好き。毎週、吉本新喜劇を見て育っていました。学生時代の先輩や同級生や後輩が、お笑い芸人として活躍していたりもするので、お笑いが身近にあるという点でも、M-1という大会が近くに存在している感じがしています。

そんなM-1を、関東の芸人であり、決勝の3組に入るも優勝もできておらず、吉本芸人でも無い立場の方が分析をしています。
これ読むと、塙さんが、死ぬほど研究して、ヤホー漫才を考えたのが分かる。
ジャンルや方法、話の構成。漫才師の方とは全然違いますが、人の前で話すという事を生業としている我々にも通ずる所が沢山詰まっています。
芸人の方たちが、どれだけ努力しているのか?が分かる内容になっています。そもそも芸人ってスゴイと目の当たりにしたのは21歳の事です。

関西の方なら馴染みある番組『痛快明石家電視台』いまでもやって長寿番組。
明石家さんまさんの関西ローカルの番組で、名物コーナーが、素人さんとの交流。素人さんというのは、その日その日に観覧に来たお客さん。1本撮りなので、お客さんは毎回入れ替わる。つまり、毎回50-60人位の素人を相手にトークを繰り広げる番組。大学時代に、その収録に参加したのですが、その時に『この人スゲー』って思ったんですよね。
さんまさんと素人の絡みと言えば、『恋のから騒ぎ』
ただ、あの番組に出ている女性はセミプロのような女性。事前に審査され面白いネタが選ばれる。番組の構成上、当たり前なんですが、エピソードが面白いから笑いには変えやすい。対して、痛快明石家電視台は、まったくの素人。むしろちょっとテレビ出て目立ちたい関西人ばかりが参加してるから厄介。笑
そんな厄介な人たちを、さんまさんが料理をする訳ですが、まぁすべらんのです。見事に笑いに昇華していく。
その時に、感じたのは、さんまさんは、『話し上手』な訳ではなく『聞き上手』な事。素人のくだらない話を受ける力が半端ない。
『話し上手は聞き上手』という言葉がありますが、僕は逆だと思っていて、『聞き上手は話し上手』だと思って座右の銘にしています…
という昔ばなしは置いておいて、本題に戻しますね。

この塙さんの本では、自分達のネタを練習する事の是非が語られています。
野球のピッチャーで言うピッチングの練習、バッターで言う素振り。
営業の世界で言うとロープレですね。
塙さんは、事前の練習はしない方が良いと言っています。メジャーリーガーのダルビッシュ選手も、変化球はブルペンでは練習しない。実戦で初めて通用するのかどうか?が分かるので、実戦で投げないと意味が無いと言っているそうです。
ただ、塙さんもダルビッシュ選手も、練習をしないで良いと言っている訳ではありません。
もちろん基礎が出来て初めて変化球は投げられ、漫才も出来る。これは変わりません。実戦で、どれだけ試す事が出来るのか?という事を言っています。
特にナイツのネタは、練習に練習を重ねると、面白さが減るという事さえ言っています。逆に、NON STYLEやキングコングのネタは、練習に練習を重ねる事で絶妙のテンポを生み出しているとも言っています。要は相性なんです。

また、M-1で吉本以外の芸人が勝つのが難しいと、この本で言っているのは、
吉本の芸人は、劇場があるので、実戦経験が圧倒的に多いという事。
そして、ネタ時間が、M-1と同じ4分間でやるという事。
ナイツが、浅草の劇場で漫才をする事は、15分のネタ時間を持ったりするそう。
吉本の芸人は、常に4分という短距離の筋肉を鍛えていますが、他の事務所の芸人は、中長距離の筋肉を鍛えていたります。この差は大きいと…

この事を、自分の仕事に置き換えてみると、
今の環境は、実戦経験を多く積む事が出来る環境にいます。
基礎の練習はしますが、多くの実戦を積み重ねる事で、色んな感覚を掴みかけています
ただ、ナイツの塙さんもそうですが、その中で、どれだけ考えて実戦に立つのか?打席に立つのか?で、数年後の自分の姿が変わって来る気がします。


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