ガンガンいこうぜ

その昔、ファミコン時代。ドラゴンクエスト4で戦闘コマンドがAI化されるというのが、今思うとAI(=人工知能)に触れた最初の経験かと思います。
当時、戦闘がAI化され学習していくという事に衝撃を受けたのを今でも覚えています。

当時、ドラクエ4のAIは、いくつかの作戦コマンドをベースに、積極的に戦うのか?呪文を多めに戦うのか?死なないように戦うのか?等、方向性だけを示すと、その通りに戦ってくれるという代物。
当時、実際に遊んだ方は、『おい!!』と突っ込んだ事は数知れず、AIに任せたがばっかりに全滅した事も多々あるかと思います。(ボスキャラは、AI使わずマニュアルで戦闘をした記憶が…)

ドラクエ4の発売が、1990年2月11日との事なので、もう少しで30年の年月が経とうとしています。その30年が経とうという今、またAIという文字が、新聞記事やインターネットを賑わすようになってきています。
少し前に、AIに関するセミナーに出た事があるのですが、AIの進化により、淘汰される職業や、AIがどこまで進んでいて、どんな活用が見込まれているのか?といった事が話されていました。
自分たちの身の回りで、AIが進化する事で変化が起こる事と言えば、病気になった際の治療方法。これは、大きな病気になればなる程、経験値がモノを言います。どれだけ優秀なドクターでも、世界中の論文は頭に入っていません。それが、AIを活用すると、的確な最新の治療方法を導き出す事が出来ます。(最終的な治療は、ドクターがしますが…)
営業的な面でいうと、顧客リストにAIが搭載されると、定期的な保全活動がAIを使って実施する事が出来るようになる。例えば、来月○○さんには連絡した方が良いだとか、そろそろ■■さんには、提案をしなければならない。だとか…。サービスの特性や経験を入力する事によって、AIが我々に対して提案をしてくれる。
AIが提案をしてくれるという所では、最近のアイドルが歌う歌もAIで作られているとか。AKBやなんとか坂の曲も今やAIで作られているとか…

AIに関する刺激的な記事だと、数年後AIに取って代わられる職業が多くあり、仕事を乗っ取られる…的な事が書いてあります。確かに、AIが進化する事で人を介さなくても、済んでしまう仕事も多いかと思います。

実は、そんなAIの波が、ほけん業界にも押し寄せていたんです。
Sasuke Financial Lab株式会社 という会社が作っている保険ロボアドバイザー“ドーナツ”というものがあります。いくつかの質問に回答すると、ピッタリな保険を案内してくれるというサービス。保険営業マンからすると、ちょっとビックリしますよね?めちゃくちゃ時間をかけて提案する内容が、本当に、ほんの5分で分かってしまうなら、お客さん的には、そっちの方が良いかもしれない。気になってやってみました。


40台男性、既婚、子どもアリのアリガチな設定で、どんな保険を提案されるのか??

質問1
もしあなたが亡くなったとき、経済的に困る人は誰ですか?

質問2
ご病気やケガで入院した際に心配なのは?

質問3
病気・ケガの治療費や入院費として、50万円程度の蓄えがある

質問4
保険を選ぶときに優先したポイントは?

質問5
わたしの性別は、

質問6
わたしの年齢は、



質問7
私個人が毎月払っている保険料は、



以上の質問で、ベストプラン作成中の画面が…

すると、提案内容が表示されます。
画像は以下…

※ここからはあくまで個人の感想です。

AIの30年の進化っていったい…というのが率直な感想です。よね??
ちょっとほけんをカジった人なら、おい!!と突っ込みたくなる内容。
ドラクエに例えると、ガンガンいこうぜ!のコマンドにはしてるけど、そこはベホマでHP回復でしょ??って所を強気に攻撃して仲間を死なせる的な…笑

そもそも、提案保険会社の幅が狭いという事が大問題なのかもしれませんし、提案保険会社を見ると裏側の事情も分からなくも無いですが…
ほけんについて、知識が薄い人が見ると、
医療保険不要、保障の金額も根拠もなし、ガン保険も何が良いのか分からないし…。そりゃ無保険よりは良いかもしれませんよ。ただ、それにしては内容がショボい…。
専門家からのコメントなるものが付いて来るのですが、AFP持ってて自称辛口保険評論家って顔写真まで出してるのに、この人にとってマイナスでしか無い…
どこが辛口やねん!と。

サービス自体これからかもしれません。AIって進化するので…。サンプル数が増えると良い提案に変わっていく可能性はありますが、顧客満足度を考えたら、それで良いのか?という、そもそもの問題もあります。
自分が、ほけんを提案していて思うのは、本当に十人十色、百人百色、千人千色で、それぞれ違ったアプローチや提案があります。そう考えると、そもそもほけんをAIでするという事は不可能なのでは?と思っています。
ニーズを発見するツールとしては、ボタンを押すだけで進んでいくサクサク感は、イイと思っています。ただ結果がひじょーに残念。

流行りのAIだから…と情報を鵜呑みにしないようにしてください。
作戦コマンドは、“いのちだいじに”です。

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